経済的な悪化に伴い近年競争力程低下が深刻化していたイタリア・セリエAが今夏の移籍市場の現時点で最も投資する主役となっていることが明らかになった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 イタリア経済の悪化に伴いワールドクラスのタレントを引き抜かれる一方だったセリエAが今のところ反転攻勢に出ている。
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 記事では「すでに2億6600万ユーロ使った。誰も我々ほどは投資していない。セリエAがトップに戻る」と報じている。これまでセリエAが選手補強に費やした額は約372億円となっている。2位のリーガ・エスパニョーラは2億3100万ユーロ(約323億円)で、英プレミアリーグは1億8800万(約262億円)ユーロ、ドイツのブンデスリーガは1億6100万(約225億円)ユーロ、フランスのリーグ1は4400万ユーロ(約61億円)。6月末の段階ではイタリアが久しぶりにメルカート(移籍市場)の王様として君臨している。

 アジア資本を注入したミラノの強豪2クラブが投資を牽引している。インテルはモナコのフランス代表MFジョフリー・コンドグビアを3000万ユーロ(約42億円)で獲得。ミランはセビージャのコロンビア代表FWカルロス・バッカを3000万ユーロで、ローマのイタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチを2000万ユーロ(約28億円)でそれぞれ獲得に合意している。

 イタリア王者ユベントスもアトレチコ・マドリードからクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチを1900万ユーロ(約27億円)で獲得している。

 「レンタルや契約が切れる選手ばかりだった何年も経って、イタリアのサッカーは、また投資するようになった」

 記事ではこう報じている。だが、今夏の移籍市場で270億円を準備しているマンチェスター・ユナイテッドなどプレミア勢、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマンなどの圧倒的な資金力を誇るクラブは本格的な動きをまだ見せていない。

 ユベントスの欧州CL準優勝で復権の狼煙をあげたイタリアサッカー界だが、久々にマーケットで活性化を見せるこの勢いは本物だろうか。


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